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高校生物分野で習う用語が4分の1に

日本の科学者でつくる国の特別機関「日本学術会議」は、高校で学習する「生物」について、学ぶ用語が多く、いわゆる「暗記科目」になっているとして、学ぶべき重要な用語を4分の1ほどに絞り込むよう求める指針を初めてまとめました。専門家は「暗記ではなく、考える力を養うような科目にしてもらいたい」としています。


ことし行われた大学入試センター試験では、受験科目として化学を選んだ人は延べ20万9540人、物理は延べ15万6842人だったのに対し、生物は半分以下の延べ7万4714人でした。
そこで今回の指針では、学ぶべき重要な用語を4分の1ほどの512に絞り込んで、「暗記科目」から抜け出すことを目指しています。


高校「生物」 暗記から考える科目へ 日本学術会議 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170927/k10011158381000.html


 


高校生物分野で習う用語を4分の1に減らす指針が出た。確かに私が生物を習っていたころと比べると、特にゲノムな知らない名前がたくさん出てくる。たぶん、一番、変わった教科が生物なのではないでしょうか。ヒトゲノムの解析が、こんなに早く終わるとは思っていなかったし、今では、1万円くらいの装置で、人のゲノムの解析はできるようになったらしい。山中先生のiPS細胞だって、私が習った頃には、一度、分化した細胞は、もう元に戻ることはないと教科書に書かれていたように記憶するから、今では、まったく逆になっている。遺伝子操作だって、私が習っていた頃は、試験管の中で遺伝子をグルグルまぜて、その一部の遺伝子が入れ替わっていることがあり、それを使って、というような世界だったのが、数年前からはクリスパーキャスを使って、もうタイプライターのように遺伝子編集ができてしまう世の中になってしまった。(クリスパーキャスも、もう古くなりつつあるらしい。)もう、デザイナーベイビーだって、やろうと思えば、できる世の中だし、世界のどこかではやられているかもしれない・・・そんな、進歩が、めちゃくちゃ早い世界なので、それに追いつこうとする教科書もたいへんだろうと思う。でも、それで生物を敬遠する子どもが増えても困る。やはり、それだけ大きな変化が起きているのは、生物の分野だし、日本人のノーベル賞だって、最近は、この分野だ。ぜひ、将来の日本を担う子ども達には生物が好きになってもらいたい。


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